ATS2013:関節リウマチによる間質性肺疾患では機能的減衰とMMP-7上昇がみられる

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T.J. Doyle, et al.
Functional Impact And Biomarkers Of Interstitial Lung Disease In Rheumatoid Arthritis
ATS 2013, May 19, 2013, Poster Discussion Session


背景: 
 関節リウマチ患者(RA)の約10%がRA関連間質性肺疾患(RA-ILD)を有し、胸部CTでは無症候性のILDはRAの3分の1にみられるとされている。RA-ILDは、放射線学的にも病理学的にも特発性肺線維症(IPF)と類似している。この試験では、RA-ILDにおける機能的パラメータおよび血清MMP-7の潜在的役割を評価する。

結果:
 1145人のBRASS試験に登録された患者のうち、91人を本試験に組み込んだ。12人がRA-ILDで、34人が無症候性RA-ID、38人はILDが明らかではない者だった。RA-ILD患者は年齢が高く(65 vs. 53歳, p=0.0037)、重喫煙者であり(19 vs. 9 pack-year-history)、咳嗽(58% vs. 21%, p=0.027)および呼吸困難感 (67% vs. 21%, p=0.010)が多かった。また、1秒量(78% vs. 92%), 努力性肺活量(77% vs. 94%), DLCO (52% vs. 77%), 6分間歩行距離 (1451 vs. 1715 meters)は少ない傾向にあり、MMP7は増加していた (3174 vs. 1302)。同様に、無症候性RA-ILD患者でもMMP7は高値であった。
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結論:
 RA-ILDは機能的減衰とMMP7の上昇に関連している。


by otowelt | 2013-05-19 23:42 | びまん性肺疾患

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