ATS2013:間質性肺疾患の診断に外科的肺生検が不要な症例

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J. Votava, et al.
Utility Of Transbronchial Biopsy Versus Surgical Lung Biopsy In The Diagnosis Of Patients With Suspected Idiopathic Interstitial Pneumonia
ATS 2013, May 19, 2013, Poster Discussion Session


概要:
 間質性肺疾患(ILD)患者における外科的肺生検は侵襲性が大きく、すべての患者では行えない。われわれは、臨床所見や胸部HRCTデータと経気管支肺生検(TBB)を組み合わせることで外科的肺生検に遜色のない診断が可能になるのではないかと仮説を立てた。レトロスペクティブに33人のILD患者を登録し、年齢、性別、臨床症状、既往歴、喫煙歴、粉塵曝露歴、ILDの家族歴、陽性身体所見、呼吸機能検査、血液検査データなどを抽出した。3人の臨床医と2人の放射線科医と1人の病理医がHRCTとTBB/外科的肺生検データを検証した。全登録患者のうち10人は外科的肺生検が不要と考えられ、TBBとHRCTで十分診断が可能であった。

→ 外科的肺生検の必要性(遵守しなければならないという価値観)がまだまだ大きい可能性が示唆され、妥当な診断を得てなおかつ侵襲性を低くする方法を模索するべきだと述べられた。


by otowelt | 2013-05-19 23:49 | びまん性肺疾患

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