COPDに対するumeclidiniumドライパウダーは有効
2013年 08月 19日
UPLIFT試験によってチオトロピウムが、そしてGLOW2試験によってグリコピロニウムがLAMAの代表格になり、いまやLAMAとLABAの合剤も生まれつつあります。
umeclidiniumは、新しい長時間作用型抗コリン薬(LAMA)です(Eur Respir J 2012; 40: Suppl. 56: 377s.)。
Roopa Trivedi, et al.
Umeclidinium in patients with COPD: a randomised, placebo-controlled study
Eur Respir J erj00332-2013; published ahead of print 2013
目的:
中等度から重症COPD患者におけるumeclidinium (UMEC)のドライパウダー吸入の効果と安全性を評価すること。
方法:
ランダム化プラセボ対照比較試験において、1日1回のUMECを62.5μg、125μgの2用量について12週間検証した。プライマリエンドポイントは、85日目のベースラインからのトラフ一秒量変化とした。その他のエンドポイントとして、0~6時間荷重平均一秒量、呼吸困難感スコア(TDI)、健康アウトカム(SGRQスコア)、安全性などを設定した。
結果:
246人の患者が登録され、168人が試験を完遂した。85日目の時点で、プラセボと比較してUMEC62.5μgおよび125μgは有意にトラフ一秒量のベースラインからの最小二乗平均変化を改善させた(127mL、152 mL、p<0.001)。 84日目において、0~6時間荷重平均一秒量も有意にこれらは改善させた(166mL、191 mL、p<0.001)。12週目のTDIおよびSGRQも有意に改善がみられた。有害事象の頻度は概して少なかった。 (文献より引用)
結論:
UMEC 62.5μgおよび125μgは有意に呼吸機能、呼吸困難感、健康ステータスを12週にわたり改善させた。
umeclidiniumは、新しい長時間作用型抗コリン薬(LAMA)です(Eur Respir J 2012; 40: Suppl. 56: 377s.)。
Roopa Trivedi, et al.
Umeclidinium in patients with COPD: a randomised, placebo-controlled study
Eur Respir J erj00332-2013; published ahead of print 2013
目的:
中等度から重症COPD患者におけるumeclidinium (UMEC)のドライパウダー吸入の効果と安全性を評価すること。
方法:
ランダム化プラセボ対照比較試験において、1日1回のUMECを62.5μg、125μgの2用量について12週間検証した。プライマリエンドポイントは、85日目のベースラインからのトラフ一秒量変化とした。その他のエンドポイントとして、0~6時間荷重平均一秒量、呼吸困難感スコア(TDI)、健康アウトカム(SGRQスコア)、安全性などを設定した。
結果:
246人の患者が登録され、168人が試験を完遂した。85日目の時点で、プラセボと比較してUMEC62.5μgおよび125μgは有意にトラフ一秒量のベースラインからの最小二乗平均変化を改善させた(127mL、152 mL、p<0.001)。 84日目において、0~6時間荷重平均一秒量も有意にこれらは改善させた(166mL、191 mL、p<0.001)。12週目のTDIおよびSGRQも有意に改善がみられた。有害事象の頻度は概して少なかった。
結論:
UMEC 62.5μgおよび125μgは有意に呼吸機能、呼吸困難感、健康ステータスを12週にわたり改善させた。
by otowelt
| 2013-08-19 11:08
| 気管支喘息・COPD