beyond PDとしてのクリゾチニブの使用

世界肺癌学会から。クリゾチニブのbeyond PDに関する報告です。

Sai-Hong I. Ou, et al.
Clinical benefit of continuing crizotinib beyond initial disease progression in patients with advanced ALK-positive non-small-cell lung cancer
15th World Conference on Lung Cancer MO07.01


概要:
 クリゾチニブを進行ALK陽性非小細胞肺癌(NSCLC)に対して使用した場合の初回増悪(PD)後にクリゾチニブを継続投与する(beyond PD)意義について検証。第I相試験PROFILE1001、第II相試験PROFILE1005に登録された進行ALK陽性NSCLC患者でPDと判定されたものの、医師の判断で継続投与により臨床的利益が得られると考えられた患者を対象に解析が行われた。
 PD後のクリゾチニブ継続投与は、PD判定後にクリゾチニブ治療を3週間以上行ったものと定義した。PDと判定された患者194人のうち、クリゾチニブ継続投与された患者は120人(62%)。
 クリゾチニブ継続投与の患者120人と継続投与しなかった患者74人を比較したところ、初回のクリゾチニブ治療が奏効した患者の割合が、前者74%、後者55%。Time to progressionはそれぞれ7.3ヶ月、5.7ヶ月だった。PDからの全生存期間(OS)の中央値が継続投与群16.4ヶ月、非継続群3.9ヶ月で、ハザード比0.27(95%信頼区間0.17~0.45、p<0.0001)。1年生存率はそれぞれ64.7%、23.9%。多変量解析の結果、PD後のクリゾチニブ治療の継続が、有意に生存延長に関与する因子だった。


by otowelt | 2013-11-02 00:06 | 肺癌・その他腫瘍

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