新刊のご紹介

「jmed 28―非専門医のための肺炎診療指南書 あなたも名医!侮れない肺炎に立ち向かう31の方法」(山本舜悟)

 微力ながら一部協力させていただいたので、是非紹介させてください。



 研修医時代、私の指導医だった山本舜悟先生が編集された“肺炎診療指南書”です。私が初期研修を受けた病院は、指導医の先生の多くが神がかり的な知識と臨床力を持っているという、『ゴッドハンド輝』のヴァルハラのような病院でした(私にはそう見えました)。当時の指導医の先生方が日本・世界の医療の第一線で活躍しておられるのを見ると、自分は何と恵まれた環境にいたのかと尚も驚かされます。右も左も分からないヒヨコ研修医に対して、山本先生は圧倒的な臨床知識とジョジョ知識でもって懇切丁寧に指導していただき心より感謝しております。
 さて、この肺炎診療指南書。私なんかが参加してよいのかというほど、どっぷり肺炎の臨床に染まった方々が執筆しておられます。内容は、第1章 市中肺炎の診断はどうする?、第2章 「場」によって市中肺炎の対応はこう変わる!、第3章 病院での市中肺炎の治療―症状に応じたベストチョイスを!、第4章 ゼッタイ押さえておきたい!病原体ごとに異なる診療上の注意点、第5章 知っておきたい院内肺炎のこと、第6章 知っておきたい特殊な患者における診療上の注意点、第7章 肺炎は予防も大事!、第8章 お悩みQ&A―ほかの先生はどうしているの?こんなとき!という構成でおよそ270ページあります。
 偏ってしまう恐れがあったので敢えて感染症科医だけで執筆者を構成しなかった、とのことです。確かにテーマに対する各々の切り口は斬新です。読んでいるだけでこちらまで奮い立つ内容になっています。肺炎に特化した書籍というのはなかなかありませんので、是非手に取ってみて下さい。
 近日中にもう1冊刊行予定とのこと。そちらも楽しみにしたいですね。

by otowelt | 2013-11-03 10:24 | 感染症全般

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