聴診器は普段どのように消毒しているか

聴診器は呼吸器内科医に限らず全ての医師にとって必須の“武器”でありますが、時にそれが病原微生物の伝播につながることがあります。

・MDQAで質問
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 MDQA(http://www.mdqa.jp/)において、現場で働く医師に対して質問させていただいたところ、以下のような回答が得られました。内容は、一部編集・省略しています。

 小児病院での場合ですが、入院患児については、全員ベッドに聴診器を備え付けにして、患児個人使用にしています。退院したらアルコールで拭いて消毒です。外来についてもブースごとの設置で持ち歩かないようにしています。感染制御的には、アルコールで不活化できない微生物を除いて、血管穿刺とかに使うアルコール綿で清拭するようにしています。アルコールで不活化できないノロ、ロタ、クロストリジウム・デフィシルがやっかいです。外来は、ちょっと難しいですがアルコール綿などで物理的に拭い落とす(次亜塩素酸の設置まではできていません)、入院でこれらの患者さんは、聴診器は患者個人持ちにするのがよいと思います。

 もう15年前の話ですが、小児科の回診に同行していました、癌病棟だったので感染には敏感な病棟でした。医長は回診して聴診器を当ると、患者毎に酒精綿で清拭していました。今は、患者毎に聴診器を用意するようになっているのですね。


by otowelt | 2013-11-30 00:40 | その他

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