フランスにおける特発性肺線維症プラクティスの実際

e0156318_9301181.jpgV. Cottin, et al.
Management of Idiopathic Pulmonary Fibrosis in France: A Survey of 1,244 Pulmonologists
Respiratory Medicine, in press.


背景:
 このサーベイはフランスのまれな呼吸器疾患を扱う専門病院において、フランスの呼吸器科医の特発性肺線維症(IPF)の診断および治療プラクティスを明らかにしたものである。

方法:
 2011年12月7日から2012年2月18日までの間に、フランスの呼吸器科医2608人が抽出された。少なくとも1人のIPF患者(全509人)をフォローアップした呼吸器科医は電話あるいはE-メールで26項目の質問票に回答した。

結果:
 509人の呼吸器科医(返答者の41%、フランスの呼吸器科医の20%)がIPF患者のマネジメントをおこなっていた。これらのうち、36%が放射線科医および病理医と症例の検討をおこなっていた。高度専門施設に勤務していない406人の呼吸器科医のうち、141人(35%)は高度専門施設へ患者を紹介していた。
 2011年のIPFの国際ガイドラインは67%の呼吸器科医に知られており、そのうち84%が適切なプラクティスをおこなっていると考えられた。58%の患者は呼吸機能検査から軽症~中等症のIPFと診断されていた。
 36%の症例は多面的討議に基づいてマネジメントされていた。2011年12月終了時に、49%のIPF患者は経口ステロイドで治療を受けており、27%は無治療だった。

結論:
 国際的なIPFガイドラインの適切な周知があるにもかかわらず、多面的討議および早期診断・マネジメントのモダリティは専門施設のネットワークを通して改善されるべき状態にある。


by otowelt | 2014-01-24 00:01 | びまん性肺疾患

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