超音波による横隔膜厚の測定は抜管成功を予測する有用なパラメータ

e0156318_1549034.jpg 抜管が成功するかどうかを、抜管前に超音波で評価するという手法の報告です。

Ernest DiNino, et al.
Diaphragm ultrasound as a predictor of successful extubation from mechanical ventilation
Thorax doi:10.1136/thoraxjnl-2013-204111


背景:
 この研究の目的は、超音波による横隔膜厚測定が抜管の成功の予測に妥当なパラメータであるかどうか検証するものである。

方法:
 63人の人工呼吸器を装着した患者がプロスペクティブに登録された。横隔膜厚:Diaphragm thickness (tdi)は、7~10MHzのトランスデューサーを用いて経胸壁的に測定された。ベッドを20~40°に上げて、第8~10肋間においてBモードで測定した(J Appl Physiol 1997;83:291–6.)。
 呼気終末と吸気終末の間のtdi変化率(Δtdi%)が、自発呼吸下(SB)あるいはプレシャーサポート下(PS)のウィーニング時に計算された。抜管成功は、抜管後48時間を超えるSBと定義した。

結果:
 63人の患者のうち、27人がSB、36人がPSでウィーニングされた。Δtdi%が30%以上の場合の抜管成功の感度および特異度は88%、71%だった。陽性適中率および陰性適中率はそれぞれ91%、63%、AUCは0.79だった。
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(文献より引用)

 抜管直前にΔtdi%の測定を行うことが望ましかったが、本研究ではそれが行えない患者もいた。

結論:
 超音波による横隔膜厚の測定は抜管成功を予測することができる有用なパラメータである。


by otowelt | 2014-01-08 00:24 | 集中治療

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