オンラインの身長・体重の自己申告は理想的な数値を入力しがち

e0156318_9461664.jpg 少しでも理想的な数値を入力したくなる気持ちはありますよね。

Kirrilly Pursey, et al.
How Accurate is Web-Based Self-Reported Height, Weight, and Body Mass Index in Young Adults?
J Med Internet Res 2014;16(1):e4


背景:
 ウェブによるアプローチは健康的介入に効果的である。しかしながら、オンラインでの自己申告の体重の精度について評価された研究はほとんどなく、BMIについて報告したものが1つあるのみである。

目的:
 若年オーストラリア人である被験者にオンラインで身長と体重を申告してもらい、BMIを計算する。

方法:
 ソーシャルメディアサイトで18歳~35歳の被験者を募集し、身長と体重をオンラインで入力してもらった。引き続いて、客観的に研究者によってこれらの測定が行われた。

結果:
 被験者は79.5%が女性、平均年齢は23.74歳だった。平均BMIは24.18だった。
 自己申告の身長は1.36cm高めに申告されていた(SD 1.93; P<.001)。また、自己申告の体重は0.55 kg少なめに申告されていた(SD 2.03; P<.001)(理想的な方向に入力する傾向にあった)。結果的にBMIは–0.56 kg/m2低めに算出される結果となった(SD 0.08; P<.001)。
 実測のデータと自己申告のデータには強い相関性がみられた(身長: r=.98, 体重: r=.99, BMI: r=.99; P<.001)。BMIカテゴリーや性別ごとに精度を評価した場合、女性や肥満の被験者において体重は低く自己申告されていることがわかった(女性:P=.002、肥満:P=.02)。

結論:
 自己申告と実測の体重・身長のデータにはある程度の一致性・相関性はあった。オンラインでの入力も有用なツールとして用いることができるかもしれない。


by otowelt | 2014-01-09 00:26 | 内科一般

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