肉の食べすぎは呼吸機能の悪化を招く

e0156318_1040313.jpg とても興味深い研究だと思います。私はお肉が大好きなのですが、食べると百発百中でおなかをこわします。

Hitomi Okubo, et al.
Processed meat consumption and lung function: modification by antioxidants and smoking
ERJ April 1, 2014 vol. 43 no. 4 972-982


背景:
 不健康な食生活は呼吸機能の悪化と関連している。抗酸化作用のある果物や野菜の摂取が少ないことに由来しているのかどうかは不明であり、加工肉などの有害な食事構成によって引き起こされているのかどうかも不明である。

方法:
 イギリスのHertfordshire Cohort Studyに参加した1551人の男性、1391人の女性において、加工肉消費量、果物・野菜消費量、抗酸化物質活性(TAC)を呼吸機能検査と関連付けて調査した。食事についてはアンケートを実施した。アンケートには129の食品・食品群が含まれている。「まったく食べない」から「1日6回以上」までの10パターンの回答を用意した。TACは酸素ラジカル吸収能(ORAC)データを用いた。

結果:
 登録された男女の背景はおおむね同等であったが、喫煙や飲酒に関しては男性の方が多かった。
 交絡因子で補正すると、男女ともに加工肉の消費量は1秒量、努力性肺活量、1秒率と逆相関を示した。しかし、果物や野菜の消費量、TACは1秒量、努力性肺活量と正の相関がみられた(1秒率は有意差なし)。男性において、加工肉消費量と1秒量の逆相関は、果物や野菜の消費量が少ない人(p=0.035 for interaction)やTACが低い人(p=0.025 for interaction)に顕著にみられた。加工肉を接種している人の1秒率の下落は、特に男性喫煙者で顕著だった(p=0.022 for interaction)。
e0156318_10364099.jpg
(文献より引用:男女における加工肉と果物・野菜摂取量が1秒量におよぼす影響)

結論:
 加工肉を多く摂取することで呼吸機能は悪化すると考えられ、特に果物や野菜の摂取が少ない人や食事TACが低い人に顕著にみられた。喫煙者ではなおさらである。


by otowelt | 2014-04-15 00:20 | 呼吸器その他

<< 喫煙者に対するACE阻害薬はC... 赤血球輸血を制限することは、非... >>