ATS2014:若年喫煙気管支喘息患者におけるバレニクリンの有効性

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C.G. Westergaard, et al.
The Effect Of Varenicline On Smoking Cessation In A Group Of Young Asthma Patients [Publication Number: A1091]


背景:
 タバコの使用は長期的な疾病罹患や死亡の原因となりうる。気管支喘息のある患者において、喫煙の頻度は低くなく、その結果治療効果の不良や喘息症状の悪化をもたらす。バレニクリンは禁煙に効果的な薬剤であり、COPDだけでなく一般人に対しても有効であるとされている。この研究の目的は、若年喫煙気管支喘息患者におけるバレニクリンの有効性を検証することである。

方法:
 このランダム化プラセボ対照二重盲検試験において52人の現喫煙気管支喘息患者を登録した。喫煙は1日10本以上および10パック・年以上とした。
 登録患者はバレニクリンおよびプラセボにランダムに割り付けられた。すべての患者は禁煙コースに参加するものとした。平均パック・年は15.6(10~25)であった。喫煙ステータス、CO濃度、喘息症状スコア、一般健康質的スコア(15D)、メサコリン吸入試験のデータが0週目、6週目、24週目に抽出された。

結果:
 バレニクリン群において、69%の患者が治療終了時(12週目)に禁煙を達成したが、プラセボ群では36%であった(p=0.017, ITT解析)。24週目に高い喫煙再発が観察された(19% vs 16%、有意差なし)。
 症状スコアはバレニクリン群およびプラセボ群のいずれにおいても治療6週後、12週後に改善がみられた。また、バレニクリン群において一般健康質的スコアの改善が観察された(p=0.019)。

結論:
 若年喫煙気管支喘息患者において、バレニクリンは禁煙に効果的であると考えられる。


by otowelt | 2014-05-18 16:27 | 気管支喘息・COPD

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