ATS2014:DLCOと6分間歩行距離はIPFにおける死亡の予測因子

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A39
R. Tomic, et al.
Predictors Of Worse Outcome In Patients With Idiopathic Pulmonary Fibrosis
[Publication Number: A1447]


目的:
 この研究の目的は特発性肺線維症(IPF)の臨床経過を予測するための臨床パラメータを同定することである。

方法:
 ミネソタ大学病院において2008年から2012年にかけて98人のIPF患者が同定された。患者は、BMI35未満、1秒率80%未満、DLCO50%未満にグループ化された。また、BMI、1秒率、努力性肺活量、全肺気量、DLCO、6分間歩行距離と生存期間の関連を調べた。

結果:
 DLCOが50%未満の場合、有意に死亡率が上昇した(p=0.0167)。また、6分間歩行距離も強い予測因子であると同定された(p=0.0021)。6分間歩行距離が100フィート増加するごとに12.2%の死亡ハザード比の減少がみられた(ハザード比0.878)。一方で、1秒率80%未満は死亡の予測因子ではなかった。努力性肺活量の減少は死亡率を上昇させたが、統計学的に有意ではなかった(p=0.0530)。

結論:
 当該IPF患者コホートにおいて、DLCO50%未満と6分間歩行距離は死亡の予測因子であった。


by otowelt | 2014-05-19 04:23 | びまん性肺疾患

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