ATS2014:重症敗血症は退院後の再入院が多い

e0156318_22274031.jpg


A96
T.K. Jones, et al.
Severe Sepsis Is Associated With High Rates Of Hospital Readmission
[Publication Page: A2190]


背景:
 重症敗血症の頻度は増加している。重症敗血症の生存者はしばしば新規の認知機能障害や身体的障害に発展する。敗血症生存者の退院後のリソース使用についてはほとんど知られていない。この研究では、重症敗血症後の再入院の頻度とそのリスクについて調べた。

方法:
 2010年7月1日から2011年6月30日まで多施設共同レトロスペクティブ研究を実施した。プライマリおよびセカンダリアウトカムはICDコードに基づく重症敗血症患者の退院後の30日再入院率および7日再入院率とした。

結果:
 3820人の重症敗血症症例を同定した。これらのうち1113人(29.1%)が非生存者、348人(9.1%)がホスピスへ退院した。ゆえに2359人が再入院のリスクにあった。急性心筋梗塞、心不全、肺炎の患者と比較して、重症敗血症の患者では再入院率が7日および30日で高かった。交絡因子で補正すると、人工呼吸器の使用(オッズ比1.26、95%信頼区間1.04~1.52, p=0.02)、急性神経機能障害(オッズ比1.34, 95%信頼区間1.06~1.69, p=0.01)は30日再入院の独立因子であった。ショックや血液透析は関連がみられなかった。

結論:
 重症敗血症で入院した患者は、退院後1週間以内の再入院がよくみられる。


by otowelt | 2014-05-19 10:04 | 集中治療

<< ATS2014:室温の上昇はC... ATS2014:急速進行性間質... >>