ATS2014:室温の上昇はCOPDによくない?

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A97
M.C. McCormack, et al.
Indoor And Outdoor Heat Exposure Is Associated With Increased COPD Morbidity, [Publication Page: A2198]


背景:
 気温がCOPDにもたらす影響についてはあまりよくわかっていない。われわれは、COPD患者コホートにおいて、熱曝露がCOPD症状、呼吸機能、レスキュー薬剤使用にもたらす影響を調べた。

方法:
 中等症以上の既往喫煙歴のあるCOPD患者がベースライン、3ヶ月目、6ヶ月目に情報収集された。日々の家庭内および外出時の温度モニタリングを実施し、患者は同時に日々の症状アセスメント(息切れ、咳嗽、喀痰スケール[BCSS])、レスキュー吸入薬の使用、呼吸機能検査(PiKOデバイス)を記録した。

結果:
 84人のCOPD患者は69±7歳で、88%が白人、58%が男性であった。さんかしゃは602日におよぶモニタリングを温暖な季節に実施され、全体の日数の48%で外出していた(平均外出時間2±2.1時間)。
 室温の上昇は症状の増加、レスキュー薬剤使用、、呼吸機能の減弱に関連していた。また、外出時の最高気温の上昇は症状の悪化に関連していたが、レスキュー薬剤使用や呼吸機能の悪化とは関連していなかった。
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(Abstractより引用)

結論:
 室温の上昇はCOPD症状の悪化、レスキュー薬剤の使用、呼吸機能の悪化と関連していた。



と思いきや、ミニシンポジウムに「外気の低温もCOPDにはよくない」といった内容の演題もあった。適温がよいということだろうか・・・。

A97
L.M. Paulin, et al.
Colder Outdoor Temperature Is Associated With Increased COPD Morbidity
[Publication Page: A2202]



by otowelt | 2014-05-19 10:07 | 気管支喘息・COPD

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