ATS2014:ウェブサイト介入はCOPD患者の運動療法に良好な効果

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 ウェブサイト介入を行うことで1日あたり779歩の運度量を増やせる可能性があるようです。

M.L. Moy, et al.
An Internet-Mediated, Pedometer-Based Walking Program Improves HRQL In Veterans With COPD


背景:
 COPD患者は身体活動性が低く、健康関連QOL(HRQL)も低い。身体活動性を向上させる介入をおこなえば、HRQLが改善するかもしれない。

目的:
 インターネットを通した歩数計を用いた歩行介入をCOPD患者において実施した。この効果を検証する。

方法:
 238人のCOPD患者を登録し、2:1の割合にウェブサイト介入群(ウェブサイト介入+オムロン歩数計)、歩数計単独群の2群に割り付けた。SGRQスコアがベースラインおよび4か月時にとられた。ウェブサイト介入群はウェブサイトにおいて個々のゴールを設定しフィードバック、教育をおこなった。参加者は1週間に最低1回は歩数をアップロードするよう義務づけられた。

結果:
 平均年齢は67±9歳で、94%が男性だった。221人の参加者がSGRQのスコアリングを完遂した。
 その結果、ベースラインについては両群とも差はみられなかったものの、ウェブサイト介入群ではその後有意にSGRQ-TSの改善がみられた(53% vs. 39%, P=0.05)。また歩数計単独群と比較すると、4か月時点でウェブサイト介入群の方が1日あたり779歩たくさん歩いていた(P=0.005)。

結論:
 インターネットを介した歩数計を用いた運動介入はCOPD患者のHRQLを改善させる。


by otowelt | 2014-05-20 16:14 | 気管支喘息・COPD

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