多剤耐性結核治療薬:デルティバ6月にも承認か

e0156318_17201413.jpg 2014年6月に多剤耐性結核の新しい治療薬であるデルティバ錠50mg(デラマニド、大塚製薬)が承認される見込みです。

 デルティバは、ニトロ-ジヒドロ-イミダゾオキサゾール誘導体です。これは結核菌細胞壁のミコール酸の生成を阻害することで効果を発揮します。デルティバ錠は1回100mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与します。

 根拠となった臨床試験は2つあり、特に前者の論文は有名でしょう。

Gler MT, et al.
Delamanid for multidrug-resistant pulmonary tuberculosis.
N Engl J Med. 2012 Jun 7;366(23):2151-60. doi: 10.1056/NEJMoa1112433.


Skripconoka V, et al.
Delamanid improves outcomes and reduces mortality in multidrug-resistant tuberculosis.
Eur Respir J. 2013 Jun;41(6):1393-400.


 言うまでもなく、単剤使用や効果の弱い抗結核薬との併用は絶対禁忌と考えてよいと思われます。


by otowelt | 2014-05-29 00:13 | 抗酸菌感染症

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