ナトリウムの過剰摂取と血圧の関連

e0156318_16424978.jpg 非線形ではあるものの、特に高齢者では過剰摂取に注意が必要のようです。私も最近はラーメンやおやつを控えるようにしています。

Andrew Mente, et al.
Association of Urinary Sodium and Potassium Excretion with Blood Pressure
N Engl J Med 2014; 371:601-611


背景:
 ナトリウムの過剰摂取と血圧上昇との関連がこれまでに報告されている。この関連が、ナトリウムとカリウムの摂取量によってそれぞれ異なるのか、集団によって異なるのかどうか不明である。

方法:
 合計18ヶ国の成人102216人を調査した。早朝空腹時の尿検体(スポット)から24時間尿中ナトリウム、尿中カリウムの排泄量を推定し、これを成人摂取量のサロゲートマーカーとして用いた。電解質の排泄量と自動血圧計による血圧との関連性を評価した。

結果:
 回帰分析によると、推定ナトリウム排泄量が1g増加するごとに収縮期血圧は2.11mmHg、拡張期血圧は 0.78mmHg上昇した(いずれもP<0.001)。この相関は、ナトリウムの摂取量が多いほど顕著であった(ナトリウム排泄量>5g/日で1gあたり収縮期血圧は2.58mmHg上昇、3~5g/日で1gあたり1.74 mmHg上昇、<3 g/日で1gあたり0.74mmHg上昇、P<0.001)。
 相関の勾配は、高血圧者が非高血圧者より急峻で、ベースラインの年齢が高いほど大きくなった(>55 歳:1gあたり2.97mmHg、45~55 歳:1gあたり2.43mmHg、<45歳:1gあたり1.96mmHg、P<0.001)。
 カリウム排泄量と収縮期血圧には負の相関が観察された。ナトリウム同様、高血圧者や高齢であるほど相関は顕著であった(P<0.001)。

結論:
 ナトリウムとカリウムの成人の推定摂取量と血圧に非線形の相関が観察された。


by otowelt | 2014-08-15 00:10 | 内科一般

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