小児の非特異的咳嗽に対してミルク+ハチミツは有効

e0156318_14212843.jpg 呼吸器内科医のみなさんはもうご存知ですね。鎮咳薬としてのハチミツ。それにしても、ガイドラインにも載ってるんだ・・・。

Miceli Sopo S, et al.
Effect of multiple honey doses on non-specific acute cough in children. An open randomised study and literature review.
Allergol Immunopathol (Madr). 2014 Sep 5. pii: S0301-0546(14)00129-3. doi: 10.1016/j.aller.2014.06.002. [Epub ahead of print]


背景:
 ハチミツは、非特異的な小児の咳嗽治療としてオーストラリアのガイドラインに記されている。現在有用なランダム化比較試験はハチミツの夜の単回投与であり、複数回これを実施した報告はない。

目的:
 非特異的な小児の急性咳嗽に対してハチミツを3日間連続して夜に投与し、これをデキストロメトルファンとレボドロプロピジンと比較すること。

方法:
 非特異的な咳嗽を呈した134人がランダムにミルク90mL+ハチミツ10mLあるいはデキストロメトルファン、レボドロプロピジンと年齢別に比較した。効果は両親からの咳嗽アンケートで評価した。プライマリエンドポイントは効果と治療成功とした。治療成功は、咳嗽アンケートによるスコアがベースラインから50%以上改善するものと定義した。

結果:
 アンケートを両親が完遂できなかったため、3人の患者が研究から除外された。残りの131人の治療成功率はミルク+ハチミツ群で80%、そのほかの鎮咳薬で87%だった(p=0.25)。

結論:
 小児の非特異的な咳嗽に対するミルク+ハチミツは、少なくともデキストロメトルファンやレボドロプロピジンと同じくらいの効果があると考えられる。これらの結果は過去の報告と同様であるが、プラセボ効果を完全に除外できたとはいえない。


by otowelt | 2014-09-14 00:00 | 呼吸器その他

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