アジア人のコントロール不良気管支喘息に対してレルベア®は高用量ICSより有効

e0156318_1052260.jpg アジア人の集団に対するレルベア®の報告です。早くICS単剤、LAMA単剤のエリプタ製剤を出していただきたいです。

Jiangtao Lin, et al.
Fluticasone furoate/vilanterol 200/25mcg in Asian asthma patients: A randomized trial
Respiratory Medicine, Published Online: October 31, 2014


背景:
 この研究は、吸入ステロイド薬(ICS)/長時間作用性β2刺激薬(LABA)の合剤である、フルチカゾンフランカルボン酸エステル(FF)/ビランテロールトリフェニル酢酸(VI)(レルベア®)の効果をアジア人の気管支喘息患者で検討したものである。

方法:
 12週間の二重盲検ダブルダミー並行群間多施設共同試験において、309人のアジア人の気管支喘息患者(12歳以上、高用量ICSあるいは中用量ICS/LABAでコントロール不良)を登録した。患者は1:1にランダムに割り付けられ、155人が1日1回のFF/V(200/25μg)、154人が1日2回のフルチカゾンプロピオン酸(FP)500μgに割り付けられた。プライマリエンドポイントは、試験期間中の夜間PEFのベースラインからの変化とした。セカンダリエンドポイントは、24時間レスキューフリー率(%)、朝のPEF、24時間無症状頻度(%)、喘息QOL質問票スコアのベースラインからの平均変化とした。同時に安全性の解析も行った。

結果:
 夜間PEFのベースラインからの変化は、補正平均差はFF/VIとFPの間で28.5 L/min (95%信頼区間20.1~36.9)で、統計学的に有意だった(p <0.001)。24時間レスキューフリー率(%)のベースラインからの変化は、補正平均差1.0%(95%信頼区間–7.3~9.2)で、統計学的な差はなかった(p = 0.821)。
 治療による有害事象はFF/VI、FPともに同等であり、重篤なものは報告されなかった。その他安全性の懸念は観察されなかった。

結論:
 アジア人の気管支喘息の患者において、FF/VIはFPと比較して夜間PEFを12週間にわたって改善させた。また両薬剤とも同等の安全性プロファイルであった。


by otowelt | 2014-11-27 00:37 | 気管支喘息・COPD

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