クリスマスBMJ:任天堂ゲーム機器による外傷などの医学的問題

 毎年恒例のクリスマスBMJです。念のためですが、BMJによる「ジョーク」なので真に受けないように。順次更新していきます。

 私もスーパマリオブラザーズ世代で、毎日プレイしていました。カセットに息を吹きかけていたのが懐かしいですね。

Maarten B Jalink, et al.
Nintendo related injuries and other problems: review
BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g7267 (Published 16 December 2014)


目的:
 任天堂のテレビゲームによる外傷やその他の問題を同定すること。

方法:
 PubMedやEmbaseから2014年6月までの任天堂ゲーム機器による外傷やそのほかの問題について報告した研究を抽出した。

結果:
 38の報告のうちのほとんどが症例報告やケースシリーズであった。外傷や神経学的・精神医学的問題と幅広く報告があった。
 もっとも古く報告されたものは、13歳の女児における“任天堂痙攣”(N Engl J Med1990;322:1473)であった。これはスーパーマリオブラザーズによるものと報告されている。また、1990年台には“任天堂失禁”(Am J Dis Child1990;144:959、Am J Dis Child1991;145:1094)が報告されている。他にも“任天堂肘”(West J Med1992;156:667-8)や“任天堂幻覚”(Irish J Psychol Med1993;10:98-9.)など。
 従来のボタン式コントローラーは、 母指伸筋の腱鞘炎と関連していた。ニンテンドー64コントローラーにおけるジョイスティックは、手掌の潰瘍と関連していた。動作で反応するWiiリモコンは、筋骨格系や様々な外傷と関連していた。

結論:
 ほとんどの問題は軽度であり、またその頻度は低い。報告された外傷はゲームのやり方に問題があり、しっかりと休憩をとって正しくプレイすれば問題ないと思われる。


by otowelt | 2014-12-18 17:10 | その他

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