気管支鏡による肺膿瘍

e0156318_9511053.jpg 過去の報告例とあわせて考えると、扁平上皮癌、CTの病変サイズが大きいもの(30mm超)、生検を実施したもの、が続発性肺膿瘍のリスクである可能性がありそうです。予防的抗菌薬をおこなうサブグループについてはまだ議論の余地がありますが、個人的にもこの気管支鏡と呼吸器感染症の関連については知りたいところです。

Ishida M, et al.
Case series of lung abscesses following flexible bronchoscopy
Respiratory Investigation, DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.resinv.2015.01.004


概要:
 このケースシリーズでは気管支鏡後の肺膿瘍を3例報告。それぞれ、81歳男性、65歳男性、56歳女性。282件中3件で、全体の頻度は1.06%であった。前2例が扁平上皮癌、後1例が小細胞癌という診断であった。全例に経気管支肺生検が実施された。全例で菌は同定できず、血液培養も陰性だった。男性の2例はアンピシリン/スルバクタム、ピペラシリン/タゾバクタムで治療され、女性例は膿胸に陥ったため抗菌薬と外科治療を併用された。


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by otowelt | 2015-03-25 00:48 | 気管支鏡

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