エクリラ®ジェヌエア、エンクラッセ®エリプタの登場でCOPD治療はどう変わるのか

 エクリラ®ジェヌエアに続いてエンクラッセ®エリプタがCOPDの適応で承認を取得しています(3月26日正式発表済)。
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 にはスピリーバは掲載していませんが、個人的に待ち望んでいたエンクラッセ®がCOPDの世界に登場するため、この先COPDの治療がどうなっていくのか興味のあるところです。

これでCOPDに対するLAMA単剤治療選択肢は


・スピリーバ®ハンディヘラー(ベーリンガー)
・スピリーバ®レスピマット(ベーリンガー)
・シーブリ®ブリーズヘラー(ノバルティス)
・エンクラッセ®エリプタ(GSK)
・エクリラ®ジェヌエア(キョーリン)


 の5つになります。エンクラッセ®は、エリプタ製剤ですからカプセルの充填作業が必要ありません。これはスピリーバ®ハンディヘラー、シーブリ®よりも有利な点です。また、エンクラッセ®の吸入回数は1日1回であり、これもスピリーバ®レスピマットやエクリラ®に一歩リードしている点です。アノーロ®が先行販売されているため、エンクラッセ®は2015年10月発売から長期処方が可能です。

 GOLDガイドラインにも記載されていますが、チオトロピウム以上にエビデンスが豊富なLAMAは存在せず、チオトロピウムに非劣性であるという多数の臨床試験によってこうした新規薬剤が登場しているということは、留意しておかねばなりません。

 各LAMA単剤がCOPDに対してどのくらい効果があるかについては、また別途まとめてみたいと思います。


by otowelt | 2015-04-08 00:20 | 気管支喘息・COPD

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