同種造血幹細胞移植後の閉塞性細気管支炎症候群に対するブデソニド/ホルモテロールは1秒量を改善

e0156318_2252022.jpg フランスからの報告です。

Anne Bergeron, et al.
Budesonide/Formoterol for Bronchiolitis Obliterans After Hematopoietic Stem Cell Transplantation
Am J Respir Crit Care Med. First published online 02 Apr 2015 as DOI: 10.1164/rccm.201410-1818OC


背景:
 全身性ステロイドは同種造血幹細胞移植(HSCT)後の閉塞性細気管支炎症候群(BOS)の標準治療であるが、効果は不良であり有害事象も重度である。

目的:
 HSCT後のBOSに対する代替療法としてブデソニド/ホルモテロールの効果と忍容性を評価すること。

方法:
 このランダム化プラセボ対照比較試験において、われわれは32人の軽症/重症BOSを呈したHSCTレシピエントをブデソニド/ホルモテロールあるいはプラセボに6ヶ月間ランダムに割り付けた。プライマリアウトカムは治療開始1ヶ月後の1秒量とし、これをベースラインと比較した。1秒量の改善がみられなかった場合、患者はこの1ヶ月時点で盲検化を中止した。その場合、プラセボに割り付けられた患者はブデソニド/ホルモテロールにスイッチされた。ITT解析によってプライマリアウトカムを評価した。

結果:
 治療開始1ヶ月後の時点で、1秒量増加の中央値はブデソニド/ホルモテロール群で260mL、プラセボ群で5mLであった(p=0.012)。ベースラインとの比較でもブデソニド/ホルモテロール群で有意な改善率を呈した。6ヶ月の治療を完遂した時点で、1秒量の改善効果は13人の患者で維持された。

結論:
 HSCT後のBOSに対してブデソニド/ホルモテロール投与は有意な1秒量の改善をもたらす。



  

by otowelt | 2015-05-12 00:35 | 呼吸器その他

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