ATS2015:INPULSIS試験層別化解析:ニンテダニブは軽度呼吸機能障害を有するIPFに対しても有効

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 昨年大きく報道されたINPULSIS試験の登録者のうち呼吸機能が比較的保たれたカ値で分けたニンテタニブの層別化解析の結果です。

M. Kolb, et al.
Effect of Baseline FVC on Decline in Lung Function with Nintedanib in Patients with IPF: Results from The INPULSIS® Trials
ATS 2015, A15, Mini Symposium


概要:
 INPULSIS試験に登録された患者のうち、努力性肺活量(%FVC)が90%を超えていた274人(ニンテダニブ166人、プラセボ108人)、%FVCが90%以下であった787人(ニンテダニブ472人、プラセボ315人)に分けて解析をおこなった。%FVCが90%を超えていた群の平均年齢は67.9歳、71.5%が男性、54%が白人、平均DLCOは52.6%だった。
 %FVCが90%で2群に分けて解析をおこなったところ、呼吸機能が保たれた群でもニンテダニブ群ではFVCの減少が軽度であった(差133.1 mL/年、95%信頼区間68.0-198.2)。
 この解析により、軽度の呼吸機能障害を有するIPF患者に対してもニンテダニブはFVC減少を軽減する効果があると考えられた。
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(ATS2015, Abstractより引用)


by otowelt | 2015-05-18 02:46 | びまん性肺疾患

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