ATS2015:胸腔穿刺時に肋間動脈を同定するべき?

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 肋間動脈を意識すれば、合併症が減るのではないかとされています。

D. Hostler, et al.
of Intercostal Artery Doppler Ultrasound Exam Prior to Thoracentesis
ATS 2015, A24, Poster Discussion Session


概要:
 胸腔穿刺はアメリカでは年間20万回実施されており、その2%に出血性の合併症を起こすことが知られている。その多くが肋間動脈損傷である。肋間動脈は肋骨に保護されているが、超音波で同定できることが過去の報告で知られている。われわれは、ドプラー超音波により動脈血流を同定するプロスペクティブ研究を計画した。20人の胸水貯留のある患者を本観察研究に登録した。医師は胸腔穿刺前に穿刺部位下に超音波を用いて肋間動脈を同定した。穿刺予定部位と動脈の距離が記録された。また、超音波に費やした時間や手技に要した時間についても記録した。20人中14人(70%)で肋間動脈が同定できた。超音波に費やす時間は医師もほとんどストレスにならないだろうと考えられた。
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(Abstractより引用)


by otowelt | 2015-05-18 05:50 | 呼吸器その他

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