ATS2015:全身性強皮症関連間質性肺疾患に対するピルフェニドンの可能性

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 IPFの疾患概念は0-100でクリアカットに分けられる病態ではないため、UIP/IPFにしかピルフェニドンは効果がないというのは論理的ではありません。将来的には適応が広がるのではないかと思いますが、その前にさらなる抗線維化薬が登場するかもしれません。

D. Khanna, et al.
Safety and Tolerability of Pirfenidone in Patients with Systemic Sclerosis-Associated Interstitial Lung Disease - The LOTUSS Study
ATS 2015, A26, Poster Discussion Session


概要:
 この研究は、全身性強皮症(SSc)と診断された患者において、胸部HRCTで間質性肺疾患(ILD)が指摘された肺予備能を保持した(努力性肺活量[FVC]50%以上、DLCO40%以上)患者に対するピルフェニドンの効果を検討したものである。16週時点において、%FVCは中央値で-0.5%(-42~12%)の変化がみられ、10人の患者は5%以上の上昇、5人は5を超えて減少した。DLCOも増加したものと減少したものがいた。有害事象については過去のピルフェニドンで報告されていたものと差異はなかった。SSc-ILDの患者に対するピルフェニドンには忍容性があると考えられた。前向きの比較試験が望まれる。


by otowelt | 2015-05-18 08:37 | びまん性肺疾患

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