ATS2015:肺癌の再発および二次性発症のリスク因子

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 肺癌が治ったからといって喫煙を続けたらダメですよ、という根拠になるかもしれませんね。といっても、喫煙については何ともコメントしがたい結果ですが・・・。

S. Dhillon, et al.
Risk Factors Predicting Cancer Recurrence in Lung Cancer Survivors
ATS 2015, C72, Thematic Poster Session


概要:
 早期の肺癌の患者において、その後の癌再発に影響を及ぼす因子についてはわかっていない。そこでわれわれは、胸部CTや蛍光気管支鏡(AFB)でその後の再発の有無の経過を追えた192人について調べた。
 サーベランス期間は平均8.3年であった。平均年齢は62歳であった。192人の肺癌経験者のうち、72人(38%)が再発ないしは新たな二次性肺癌を指摘された。
 肺癌以外の癌の再発(ハザード比4.8、95%信頼区間2.2-10.6)、胸部CTにおける結節影(大きさは問わない)(ハザード比5.2、95%信頼区間1.8-14.5)、AFBによってmetaplasiaと診断された気道病変(ハザード比5.9、95%信頼区間1.7-21.4)、喫煙歴の多い患者(ハザード比1.01、95%信頼区間1.0-1.01)が再発ないし二次性の肺癌のリスクを有意に上昇させた。


by otowelt | 2015-05-20 09:00 | 肺癌・その他腫瘍

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