ヘロインの喫煙は早期にCOPDを発症させる

e0156318_23175684.jpg 脱法ハーブしかり、色々なレクリエーショナルオピエイトが流行しないことを祈っています。
 
P.P. Walker, et al.
THE ASSOCIATION BETWEEN HEROIN INHALATION AND EARLY ONSET EMPHYSEMA
Chest. 2015. doi:10.1378/chest.15-0236


背景:
 イギリスをはじめとした諸外国において、吸入・喫煙はもっともよく知られたrecreational opiate(レクリエーショナルオピエイト)である。幾人かのヘロイン喫煙者がCOPDになることは知られているが、その関連性についてはまだわかっていない。

方法:
 73人のCOPDと診断されたヘロイン喫煙者コホートからデータを抽出した。

結果:
 平均年齢は41歳であり、ヘロイン喫煙歴は平均14年、平均1秒量は1.08Lだった(予測値の31.5%)。平均1秒率は40%だった。α1アンチトリプシン欠損症の患者はいなかった。
 全体における胸部HRCTの気腫スコアについて、平均は2.3点(5~25%が気腫)で、上葉が3点以上(25~50%が気腫)の患者が47%存在した。DLCO中央値は予測値の48%だった。

結論:
 ヘロイン喫煙によって早期の気腫型COPDの発症が懸念される。


by otowelt | 2015-06-12 00:34 | 気管支喘息・COPD

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