トリプル吸入療法:COPDに対するレルベア®+エンクラッセ®は呼吸機能を改善

e0156318_23175684.jpg トリプル吸入製剤が発売されるのであれば、GSKが一番乗りと思われます。

Thomas M. Siler, et al.
Efficacy and safety of umeclidinium added to fluticasone furoate/vilanterol in chronic obstructive pulmonary disease: results of two randomized studies
Respiratory Medicine, Articles in Press


目的:
 この研究(NCT01957163; NCT02119286)は、COPD患者においてフルチカゾンフランカルボン酸/ビランテロール(レルベア®:FF/VI 100/25μg)にウメクリジニウム(エンクラッセ®:UMEC 62.5μgおよび125μg)を追加することの効果と安全性を調べたものである。

方法:
 12週間におよぶ多施設共同二重盲検プラセボ対照並行群間試験が実施された。適格患者は、オープンラベルFF/VI(ITT 1238人)にUMEC62.5μg、UMEC125μg、プラセボを追加する群に1:1:1にランダム化割り付けされた。プライマリエンドポイントは85日目のトラフ1秒量とした。セカンダリエンドオピントは84日目の吸入後(0-6h)加重平均1秒量とした。健康関連QOLとしてSGRQスコアが用いられた。

結果:
 GOLD病期はII~IIIを合わせると80%以上であった。ベースラインのCATスコアはおおむね16~17点であった。
 両試験において、トラフ1秒量はプラセボと比較して有意にUMEC(62.5μg、125μg)追加群で改善がみられた(range: 0.111–0.128 L, p<0.001 [85日目])。吸入後加重平均1秒量についても有意な改善がみられた(range: 0.135–0.153 L, p<0.001 [84日目])。SGRQスコアは2試験において結果が一致しなかった。全治療群で、有害事象は同等であった。

結論:
 COPDに対してFF/VIにUMECを追加することで有意な呼吸機能の改善がみられた。


by otowelt | 2015-06-30 00:26 | 気管支喘息・COPD

<< 寒い日、雨天・曇天、週末にCO... 高齢者は気管支喘息の治療失敗リ... >>