寒い日、雨天・曇天、週末にCOPD患者の活動レベルは低下する

e0156318_17224625.jpg さすがに寒い日や雨の日に活動性が上がる、ということはなさそうですね。

Ayedh D. Alahmari, et al.
Influence of weather and atmospheric pollution on physical activity in patients with COPD
Respiratory Research 2015, 16:71 doi:10.1186/s12931-015-0229-z


背景:
 気候や大気汚染がCOPD患者の身体活動にどのような影響を与えるかはまだよくわかっておらず、どういった因子が身体活動に影響を与えるか同定することが重要である。

方法:
 73人の安定期COPD患者に呼吸器症状、ピークフロー値、外出時間、歩数に関する日誌を記録してもらった。歩数計のデータは計16478日得られ、1患者あたり平均267日のデータが得られた。PM10、オゾン、気象のデータはデータベースから得た。

結果:
 22.5℃未満の寒い天気の場合、1日の歩数は1℃下がるごとに43.3歩減った(95%信頼区間2.14 to 84.4; p = 0.039)。また、身体活動は乾燥した日よりも雨の日に低く(p = 0.002)、また晴れよりも曇りの日に低かった(p < 0.001)。土曜日よりも日曜日の方が1日あたりの歩数が434歩少なく(p < 0.001)、金曜日よりも土曜日の方が353歩少なかった(p < 0.001)。大気中オゾンレベルが高い週や週末では身体活動レベルが下がった。PM10も身体活動レベルを下げたが、週末の濃度でみた場合有意な影響はなかった。

結論:
 寒い日、雨天・曇天、週末にCOPD患者の活動レベルは低下する。


by otowelt | 2015-07-01 00:53 | 気管支喘息・COPD

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