退院後の外来受診はCOPD急性増悪による再入院の頻度を減らす

e0156318_8342322.jpg 退院後に外来を予約しないということは、日本ではありえないでしょうね。

Rachel Gavish, et al.
The Association Between Hospital Readmission and Pulmonologist Follow-up Visits in Patients With COPD.
Chest. 2015;148(2):375-381


背景:
 COPD患者における高い再入院率は公衆衛生上ゆゆしき問題である。COPD増悪で入院し、退院翌月の呼吸器科医による診察が患者の再入院を減らすかを調査した。また、次回診察を受けない患者プロファイルを調べた。

方法:
 イスラエルの単施設で2004年1月から2010年12月までCOPDの治療を受けた全患者を本レトロスペクティブコホート研究に組み込んだ。多変量ロジスティック解析で、翌診察に来院しなかった患者の特徴を調査し、退院後90日以内に来院しないことによってCOPDの再入院に影響を与えるかどうか調べた。

結果:
 195人のうち44.1%が退院後30日以内に呼吸器科医の診察を受けた。次回の外来診察に来なかった因子として、病院から遠距離である、前年に複数回入院をしている、次回診察をすすめる通知がなかった、前年に呼吸器科医による定期診察が少なかったことが挙げられる。また、次回診察に来ないことは90日以内のCOPD再入院率を有意に上昇させた(オッズ比2.91; 95%信頼区間1.06-8.01).。

結論:
 COPD患者の退院後に早期のフォローアップを行うことで急性増悪に関連した再入院率を減らすことができる。われわれは、退院後に呼吸器科医の診察を受けるよう推奨する。


by otowelt | 2015-08-26 00:28 | 気管支喘息・COPD

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