重症患者のCDIに対して経口バンコマイシン+静注メトロニダゾールが有効

e0156318_1557943.jpgなぜか全文読めないので詳細不明・・・。

Rokas KE, et al.
The Addition of Intravenous Metronidazole to Oral Vancomycin is Associated With Improved Mortality in Critically Ill Patients With Clostridium difficile Infection.
Clin Infect Dis. 2015 Sep 15;61(6):934-41.


背景:
 Clostridium difficile感染症(CDI)を有する重症患者に対する適切な治療は不明である。われわれは、経口バンコマイシン単剤治療または経口バンコマイシン+静注メトロニダゾール併用によって治療を受けた重症CDI患者の死亡率を評価した。

方法:
 これは単施設におけるレトロスペクティブな観察研究である。患者はC. difficleアッセイが陽性であった患者で、ICUに2007年6月から2012年9月まで在室していたものを対象とした。患者は、以下の基準のうち3つ以上を満たすものとした。すなわち、アルブミン2.5g/dL未満、心拍数90/分以上、MAP60mmHg未満、白血球15000/μL以上、年齢60歳超、血清クレアチニンがベースラインの1.5倍以上上昇、体温38℃以上。併用群の患者はバンコマイシンを開始してから48時間以内にメトロニダゾール静注を受けた。プライマリアウトカムは、院内死亡率とした。患者はAPACHEIIスコアを用いてマッチされた。

結果:
 88人の患者が登録され、各治療44人ずつとなった。患者背景はおおむね同等であったが、併用治療群では腎疾患が多かった。死亡率は、バンコマイシン単剤と併用治療でそれぞれ36.4%、15.9%だった(P = .03)。臨床的な治療成功、在院日数、ICU在室期間といったセカンダリアウトカムについて両群に差はみられなかった。

結論:
 CDIを有する重症患者に対する経口バンコマイシン治療に静注メトロニダゾールを併用することの有効性を示した。しかしながら、プロスペクティブのランダム化比較試験を実施する必要があるだろう。


by otowelt | 2015-09-28 00:34 | 感染症全般

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