急性好酸球性肺炎に対するステロイドの急速漸減治療

e0156318_2331765.jpg AEPの研究は韓国のものばかりです。 

Byung Woo Jhun, et al.
Outcomes of rapid corticosteroid tapering in acute eosinophilic pneumonia patients with initial eosinophilia.
Respirology, DOI: 10.1111/resp.12639


背景および目的:
 急性好酸球性肺炎(AEP)患者で初期に好酸球増多症があるものは、末梢血好酸球数が正常のAEP患者と比べて比較的軽症とされている。われわれは、AEP患者で初期に好酸球増多があるものに対して急速なステロイド漸減療法の効果を検討した。

方法:
 これは、初期に好酸球増多がみられたAEP患者14人のプロスペクティブコホート研究である。患者はステロイドを臨床的に安定性がみられた後すぐに中止されたものである。この14人と、初期に末梢血好酸球増多がみられなかった45人で2週間のステロイド治療を受けた場合を比較した。

結果:
 上記59人のAEP患者が登録された。末梢血好酸球増多がみられたAEP患者におけるステロイド治療期間の中央値は4日(IQR3-4日)であった。また、好酸球増多がなかった患者では14日であった(IQR14-14)。好酸球増多がみられたAEP患者での臨床的治療失敗は観察されなかった。好酸球増多がなかた群では1人のみに治療失敗がみられた。臨床的に安定がみられるまでの中央値は3日であり、診断から完全に寛解がみられるまでの期間は初期に好酸球増多症のあった患者では中央値4日であった。

結論:
 好酸球増多がみられたAEP患者に対する急速なステロイド漸減治療は妥当である。


by otowelt | 2015-10-07 00:03 | びまん性肺疾患

<< N-アセチルシステインはアミノ... 看護師や医師は、ICU患者の息... >>