エンクラッセ®エリプタが発売

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(グラクソスミスクライン社ウェブサイトより使用)

 グラクソスミスクライン社から、2015年10月1日にCOPDに対する長時間作用性抗コリン薬(LAMA)であるエンクラッセ®が発売されました。また同日にアノーロ®30吸入用が登場しました。アノーロ®はこれまで14日間投与であったものが長期投与が可能となり、30吸入用のエリプタが登場しました。

 これにより、エリプタ製剤でCOPDのステップアップ治療が可能となりました。

 エンクラッセ® → アノーロ®

 なおエンクラッセ®はアノーロ®の実績があるため、最初から長期処方が可能です。

 個人的には海外で販売されているアーニュイティ®エリプタが日本でも販売されないかと心待ちにしている状態です。もしそれが実現すれば、喘息診療においてもエリプタ製剤でのアーニュイティ®→レルベア®のステップアップ・ダウンが可能となります。

 COPDに対するLAMAの私の使い分けは以下の通りです。薬価はおおむね6,000円台ですが、スピリーバ®ハンディヘラーとシーブリ®が数百円安価です。

・初期選択肢の1つ(最も安価):スピリーバ®ハンディヘラー
・循環器疾患(特に心房細動)がない/吸気流速不足:スピリーバ®レスピマット
・初期選択肢の1つ(最も安価):シーブリ®ブリーズヘラー
・吸入手技に不安:エンクラッセ®エリプタ
・吸入回数にこだわらずデバイス操作性を重視/吸気流速十分:エクリラ®ジェヌエア(長期処方は2016年6月から可能)


by otowelt | 2015-10-03 10:38 | 気管支喘息・COPD

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