鼻毛が濃い人ほど剃毛による鼻閉症状の改善が大きい

e0156318_948466.jpg 最新の鼻毛研究です。「はなげ」ではありません。「びもう」です。

Stoddard DG, et al.
The effect of vibrissae on subjective and objective measures of nasal obstruction.
Am J Rhinol Allergy. 2015 Sep-Oct;29(5):373-7.


背景:
 鼻汁あるいは鼻閉は、世界的にも広く知られ研究されている医学的問題である。しかしながら、鼻毛が鼻閉に与える影響についてはこれまで研究されていない。

目的:
 鼻閉の主観的・客観的症状に鼻毛が与える影響を調べること。

方法:
 前向き研究において、鼻症状を有さない30人の健康なが登録され、ベースラインの鼻毛密度が調べられた。そして、鼻閉に対する局所治療薬を用いた。被験者は、客観的な鼻気圧テストを受ける前に、鼻閉症状評価票から4つの質問を問われ主観的な鼻呼吸について評価された。鼻毛はその後刈り込まれ、被験者は再び主観的・客観的に評価された。介入前後のアウトカム(症状スコア、鼻腔通気、鼻腔抵抗)を比較した。

結果:
 鼻毛の剃毛により、患者の主観的な鼻腔通気特異的症状スコアおよび客観的鼻腔通気測定は統計学的に有意に改善した。ベースラインの鼻毛が中等量あるいは多量にあると、その改善は主観的にも客観的にも大きかった。

結論:
 この30人の研究において、鼻毛の密度が高い人では鼻毛の剃毛によって有意に鼻閉の主観的・客観的アウトカムが改善した。これらの結果は、鼻閉患者に対して、鼻毛密度の減少がもたらす潜在的な利益を研究することを支持するものである。


by otowelt | 2015-12-06 12:44 | 呼吸器その他

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