閉塞性睡眠時無呼吸やむずむず脚症候群はGFR減少のリスク

e0156318_7351193.jpg 要は、閉塞性睡眠時無呼吸やむずむず脚症候群がGFR減少のリスクということを示唆してるようですが・・・。

Isabelle Jaussent, et al.
Impact of sleep disturbances on kidney function decline in the elderly
ERJ, Published 3 December 2015


背景:
 睡眠障害は腎疾患患者ではよくみられるが、高齢者においてこれまでに睡眠障害と腎機能低下の関連性について前向きに調べられたことはない。

方法:
 ベースラインおよびフォローアップ後11年目の糸球体濾過率(eGFRs)を測定した。期間中の糸球体濾過の減少は、腎機能低下の最高三分位カットオフ値を超える減少と定義した。過度の日中の眠気(EDS)および不眠症は自己申告とした。むずむず脚症候群(RLS)およびその発症年齢は試験終了時に調べられた。フォローアップ期間中にポリソムノグラフィは1105人中277人に実施された。AHI、睡眠中の周期性四肢運動(PLMS)、総睡眠時間が解析された。

結果:
 eGFR減少のリスクの増加は、EDS(オッズ比1.67, 95%信頼区間1.18–2.34)およびRLS(オッズ比1.98, 95%信頼区間1.18–3.30)と関連していた(心血管性リスク因子を含む潜在的交絡因子とは独立)。不眠症のある被験者のうち、eGFR減少と関連性がみられたのは早朝覚醒のみであった(ただしボーダーライン)。高AHI(30以上)および総睡眠時間6時間未満はeGFRの減少と関連がみられたが、PLMSにはみられなかった。複数の補正をおこなってもAHIだけは有意に関連性がみられた。

結論:
 EDS、RLS、AHIは腎eGFR減少の独立リスク因子である。


by otowelt | 2016-01-07 00:45 | 呼吸器その他

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