非小細胞肺癌治療前のT790M変異はexon19欠失変異よりもL858R変異に合併しやすい

e0156318_1164629.jpg 既知の知見ではありますが。

Chen LY, et al.
Coexistence of EGFR T790M mutation and common activating mutations in pretreatment non-small cell lung cancer: A systematic review and meta-analysis.
Lung Cancer. 2016 Apr;94:46-53.


概要:
 非小細胞肺癌(NSCLC)におけるEGFR exon19欠失変異はEGFR-TKIに対してL858R変異よりもアウトカムが良好であることが過去の研究で示されている。この研究は、治療前NSCLCにおいてはT790Mの耐性変異がexon19欠失変異よりもL858R変異に合併しやすいかどうかを調べたものである。
 治療前にT790M変異および感受性EGFR変異の報告をしているランダム化比較試験および観察研究を2015年11月30日までMEDLINE、EMBASEから抽出した。ランダム効果モデルを用いてメタアナリシスを実施した。プライマリアウトカムは、治療前にL858R変異およびexon19欠失変異とT790M変異が合併するオッズ比である。
 15の観察研究および3のランダム化比較試験が解析に組み込まれた。治療前T790M変異は、exon19欠失変異よりもL858R変異とより合併しやすかった。T790MとL858Rの関連は、観察研究で統計学的に有意なものであったが(オッズ比1.65, 95%信頼区間1.17-2.32)、ランダム化比較試験では有意ではなかった(オッズ比1.84, 95%信頼区間0.96-3.52)。


by otowelt | 2016-03-21 00:58 | 肺癌・その他腫瘍

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