女性OSAに対するCPAP療法の有効性

e0156318_23181522.jpg 日本ではまだほとんどが男性ですが、ライフスタイルの欧米化がすすむと女性OSAも増えてくるでしょうね。

Francisco Campos-Rodriguez, et al.
Continuous Positive Airway Pressure Improves Quality of Life in Women with OSA. A Randomized-controlled Trial
Am J Respir Crit Care Med. First published online 15 May 2016 as DOI: 10.1164/rccm.201602-0265OC



背景: 
 CPAP療法は閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の治療選択肢である。CPAPは有症状OSA男性においてQOLを改善する。CPAPはOSA男性のQOLを改善すると言われているものの女性に対するその効果はよくわかっていない。

目的:
 女性の中等症~重症OSA患者に対するCPAP療法がQOLに与える影響を調べること。

方法:
 19のスペインの睡眠センターで実施された多施設共同オープンラベルランダム化比較試験において、307人に連続した中等症~重症OSA女性を登録した(AHI15以上)。女性はランダムに効果的CPAP治療群(151人)あるいは保守的治療(156人)に3ヶ月ランダム化された。プライマリエンドポイントは、Quebec Sleep Questionnaire (QSQ)を用いたQOLの変化とした。セカンダリエンドポイントは、日中の眠気、気分状態、不安症状、抑うつとした。

結果: 
 女性は平均年齢57.1±10.2歳で、ESSは9.8±4.4点、で77.5%が閉経後であった。コントロール群と比較すると、CPAP療法は有意にQSQによるQOL向上が観察され、日中の眠気、気分状態、不安症状、抑うつ、SF-12身体コンポーネントも改善した。

結論:
 中等症~重症OSA女性において、3ヶ月のCPAP治療はQOL、気分状態、不安症状、抑うつ症状、日中の眠気を改善させる。


by otowelt | 2016-06-13 00:03 | 呼吸器その他

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