IPF急性増悪の診断基準:改訂案

e0156318_7331272.jpg 先日Facebookページにもアップロードしましたが、IPF急性増悪の診断基準の改定案がワーキンググループから提唱されています。

Collard HR, et al.
Acute Exacerbation of Idiopathic Pulmonary Fibrosis: An International Working Group Report.
Am J Respir Crit Care Med. 2016 Jun 14. [Epub ahead of print]


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<従来のIPF急性増悪の診断基準からの主な変更点>
1.定義から「特発性」を除した

 心不全や過剰輸液では説明できない陰影ではあるが様々な原因によって両側性の陰影を呈することがあるため。特発性か特発性でないかを実臨床で判断するのは困難である。

2.診断基準の「30日以内」を「典型的には1か月以内」に変更した
 非典型例も存在するため、ワーキンググループとしてはその期間をフレキシブルな表現に変えた。

3.診断基準に「心不全や過剰輸液では説明できない」を加えた
 ARDSのBerlin基準に基づいた記載である。


by otowelt | 2016-06-17 01:29 | びまん性肺疾患

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