出版のお知らせ:あなたも名医!成人吸入薬のすべて 世は吸入薬戦国時代!

 2016年8月25日に「あなたも名医!成人吸入薬のすべて 世は吸入薬戦国時代! (jmed45)」を日本医事新報社から出版します。厳密には、これは書籍ではなく雑誌に区分されるようです。
 同じ日本医事新報社からは「気管支喘息バイブル」という書籍をすでに発売していますが、一部内容が重複している(せざるをえない)部分があるので、ご了承ください。とはいえ、COPDやインフルエンザの吸入薬も含まれており、そこまで重複したという印象はありません。
 また、本書では吸入薬をスコアリングしています。独断と偏見に基づくスコアリングであり、決してそれが全ての医療従事者・患者さんに受け入れられる見識ではないことをご了承いただきますようお願い申し上げます。
 ところどころに吸入戦国武将が登場し、研修医の猿飛医師と指導医の真田医師の会話をみて分かる通り、やや真田丸を意識した仕上がりです(笑)。
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(それぞれアドエア、スピリーバレスピマットの武将)

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発売日 : 2016年8月25日
単行本 : 176ページ
価格 : 3,500円 (税別)
出版社 : 日本医事新報社
著者 : 倉原 優 (国立病院機構近畿中央胸部疾患センター内科)

e0156318_13141310.jpgAmazonから予約/購入する (入荷がやや遅いかも)

e0156318_13141310.jpg日本医事新報社から購入する

 ―――私は,吸入薬のことが好きです。

 こんなフレーズを読むと,可憐な乙女の告白シーン(?)を想像するかもしれませんが,残念ながらこの本を書いているのは30代半ばのやさぐれた呼吸器内科医です。私が初期研修医時代にその使い方を患者さんから「教わる」ほど吸入薬について無知だったことが,逆に吸入薬に興味を持つきっかけとなったように思います。当時の私にとって,吸入薬を使って治療する喘息やCOPDは,未開拓のまぶしい世界に映ったのでした。そしていつしか,その有効性だけでなく,開発経緯や吸入法,ひいてはデザインにまで興味を持つようになりました。

 吸入薬は国によって採用している薬剤に違いがあり,海外の英語のガイドラインを読んでも,その種類を知ったり,使い方を習得したりすることはできません。また,同じ薬剤であっても海外では商品名が微妙に異なっていて,国を超えて呼吸器内科医同士がワイワイと吸入薬について語り合うこともなかなか難しいのです。そして,吸入薬はその種類の多さから,多くの日本のプライマリケア医から「難しい」 と敬遠されています。そんなことを知ってか知らずか,発売される吸入薬の数はどんどん増えています。

 ―――世は吸入薬戦国時代。吸入薬の世界は, 今まさに戦国時代の様相を呈しているのです。この本を持って,あまたの吸入薬が火花を散らす乱世へ飛び込んでみましょう!

 執筆に当たり,数年前に「吸入薬戦国時代」という天啓を私に授けて下さった公益財団法人結核予防会複十字病院呼吸器内科の大藤 貴先生に感謝します。


by otowelt | 2016-08-18 00:56 | その他

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