癌性リンパ管症合併例におけるtotal lesion glycolysis (TLG)の有用性

e0156318_11464189.jpg TLGはSUVmeanとMTVの積です。TLGは糖代謝と容積の両方が加味された指標であるため、腫瘍活動性の評価に良いとする報告が増えています。

Ooi H, et al.
Fluorodeoxyglucose Uptake in Advanced Non-small Cell Lung Cancer With and Without Pulmonary Lymphangitic Carcinomatosis.
Anticancer Res. 2016 Aug;36(8):4313-20.



目的:
 癌性リンパ管症を合併した/していない進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者において、FDG集積と生存アウトカムとの関連性を調べること。

患者および方法:
 われわれは後ろ向きに157人のNSCLC患者をレビューした。SUVmeanおよびSUVmax、metabolic tumor volume (MTV)、total lesion glycolysis (TLG)が全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)に与える影響が評価された。

結果:
 癌性リンパ管症群に55人、非癌性リンパ管症群に102人の患者が登録された。SUVmean、SUVmax、MTV、TLGは非癌性リンパ管症群で低かった。癌性リンパ管症群では原発性肺腫瘍TLGは有意にPFSを予測し、whole-body TLGは非癌性リンパ管症群で有意な予測因子であることが分かった。

結論:
 原発性肺腫瘍TLGは、癌性リンパ管症合併例でPFSの有意な予測因子であったが、whole-body TLGは癌性リンパ管症がない症例のみで有効な予測因子であった。


by otowelt | 2016-08-11 00:37 | 肺癌・その他腫瘍

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