アルカプトン尿症によるBlack bronchoscopy(黒色気管支鏡所見)

 気管支鏡中に気管支が黒く見えることを「Black bronchoscopy:黒色気管支鏡(所見)」と呼びます。悪性黒色腫の転移、煤(すす)、ミノサイクリンによる薬剤性黒色気管支鏡所見に新たな疾患が加わりました。前者2つの方が圧倒的に黒いので、薬剤性や代謝性に関しては別の用語を用いた方がよいかもしれませんね。

Black bronchoscopy:黒色気管支鏡所見
ミノサイクリンによる気管支変色

Machado D, et al.
Bronchoscopic Findings in a Patient With Alkaptonuria: Black Bronchoscopy.
J Bronchology Interv Pulmonol. 2016 Sep 10. [Epub ahead of print]


 この症例報告は、アルカプトン尿症患者さんの黒色気管支鏡所見です。同疾患は、尿中ホモゲンチジン酸、組織の青黒色色素沈着、脊椎・大関節関節炎を主な症状にしていますが、気管支鏡で色素沈着がみられるそうです。しかし、悪性黒色腫や煤による黒色気管支鏡所見と比べると、ミノサイクリンによる薬剤性やアルカプトン尿症による変化はそこまで黒くなさそうです。

by otowelt | 2016-11-14 00:53 | 気管支鏡

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