除脂肪量指数(FFMI)はIPFの生存の独立予測因子

e0156318_9301181.jpg 興味深い研究です。

Nishiyama O, et al.
Fat-free mass index predicts survival in patients with idiopathic pulmonary fibrosis
Authors
Respirology, 21 November 2016


背景および目的:
 除脂肪体積といった身体組成はIPF患者では研究されていない。われわれは、除脂肪量指数(FFMI)や除脂肪体重が生存を予測するかどうか調べた。

方法:
 44人のIPF患者を登録した。身体組成は部位別直接多周波数測定法を用いて調べた。身体組成と他の因子(努力性肺活量[FVC]や生存)の相関の度合いを調べた。

結果:
 FFMIとFVC、DLCO、6分間歩行距離には正の相関がみられた。また、年齢とは逆相関がみられた。しかしながら、FFMIと%FVC、%DLCOには有意な相関は観察されなかった。平均生存期間は837.5±407.5日であった。単変量Cox比例ハザードモデルを用いてるとBMI以外の因子は生存と関連がみられた。多変量モデルではFFMI(ハザード比0.64、95%信頼区間0.43-0.94、p=0.02)、%FVC(ハザード比0.96、95%信頼区間0.93-0.99、p=0.008)は有意な因子であった。

結論:
 FFMIはIPF患者の生存に対する有意な独立予測因子であった。

by otowelt | 2016-12-02 00:11 | びまん性肺疾患

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