クリスマスBMJ2016:“post-truth社会”はエビデンスに影響を与えるのか?

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Tracey Brown.
Evidence, expertise, and facts in a “post-truth” society
BMJ 2016; 355 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i6467 (Published 09 December 2016


 「“post-truth社会”おけるエビデンス、専門的知見、事実」というタイトルのEditorialです。オックスフォード英語辞書は、2016年の言葉として「post-truth(ポスト真実)」を選びました(流行語大賞のようなもの)。日本ではほとんど耳にしません。事実よりも感情的な訴えかけの方が世論に大きく影響するという広義の意味を持ち、簡単に言えばBrexit(イギリスのEU離脱)とトランプ氏の大統領選を表したものです。

 エビデンス・専門的知見はパターナリスティックな側面も孕みます(そう見えがちです)。post-truth思考が、医療において重要な事実において「勝ち抜く」がごとくそのエビデンスを修飾しうる潜在的な危険性を秘めているのかもしれません。

by otowelt | 2016-12-11 11:24 | その他

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