クリスマスBMJ2016:夏は足爪検体が多い?オープントゥサンダル症候群

e0156318_2395893.jpg オープントウサンダルかオープントゥサンダルか迷いましたが、ファッション雑誌では後者の方がよく用いられているようです。

Andrew M Borman, et al.
Open toe sandals syndrome
BMJ 2016; 355 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i6496 (Published 15 December 2016)
Cite this as: BMJ 2016;355:i6496
 

 夏場には皮膚検体が検査室に提出されることが多くなるが、その内訳をみてみると、どうやらつま先の爪が提出されることが多いことが分かった。
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(文献より引用)

 このような季節性の変化を解明すべく、私たちは「足(つま先)の爪」の検体が夏に多く提出される仮説を考えた。

①同部位の感染症が本当に多い、おそらく年初に共同スポーツ施設を使用したことが原因。「クリスマス後耽溺ジム症候群“post Christmas indulgence gym syndrome” (PCIGS)」と名付けた。
②夏になった足がさらけだされ、そこにもともとあった真菌感染症に気づく例が多いため。すなわち「あらいやだ、見てこんな病気が“Oh no, look at those syndrome” (ONLATS)」。
③夏の履物のせいで足がやや醜く見えることが増え、これが皮膚感染症ではないかと懸念する。すなわち、「オープントゥサンダル症候群“open toe sandals syndrome” (OTSS)」

 提出された爪の検体はその検体数の増加と関係なく、一定の割合で感染症が存在する。そのため、PCIGSあるいはONLATSは考えにくい。となると、OTSSの可能性が高いのではないか。夏場にオープントゥサンダルを履くと、機械的刺激で爪が白くなることがある。これは一見真菌感染症にように見えなくもない。

 12月になると皮膚検体が少なくなるので、将来「“too busy preparing for Christmas” (TBPC)」または「“too inebriated to care” (TITC)」についても研究したい。

by otowelt | 2016-12-15 23:57 | その他

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