喫煙COPD患者において電子たばこは主観的・客観的COPDアウトカムを改善

e0156318_23175684.jpg よくわからんので私は中立的な立場ですが、電子たばこはいいんだ!という意見も出てきました。

Polosa R, et al.
Evidence for harm reduction in COPD smokers who switch to electronic cigarettes.
Respir Res. 2016 Dec 16;17(1):166.


背景:
 電子たばこ(ECs)は蒸発作用のあるニコチン喫煙のための充電式デバイスである。ニコチンは、喫煙者に対してたばこ消費をなくしたり減らしたりする作用がある。COPDのある喫煙者に対するECの健康的な影響のデータは欠如しており、定期的な使用が主観的および客観的なCOPDアウトカムを改善するかどうかも分かっていない。
 われわれは、ECを補助的に使用したり単独で使用したりしてたばこ消費量をゼロにしたりやめたりしたCOPDと診断された喫煙者の、客観的および主観的な呼吸器系アウトカムの長期的変化を調べた。

方法:
 われわれは、少なくとも2回のフォローアップにおいて定期的なEC毎日使用を報告したCOPD患者を後ろ向きにレビューした。定期的に喫煙しているCOPD患者をリファレンス群と設定した。

結果:
 EC使用者で著明なたばこ消費量の減少がみられた。COPD増悪についても、EC使用群で有意に減少した(フォローアップ1回目:平均2.3±1→1.8±1、p = 0.002、フォローアップ2回目:→平均1.4 ±0.9、p < 0.001)。従来のたばこを使用しつつもECも使用している場合においてもCOPD増悪の有意な減少がみられた。COPD症状および身体活動性はEC群で有意に改善したが、リファレンス群では変化はなかった。

結論:
 COPDを有する喫煙者におけるECの使用は、たばこ消費量を減らし、年間COPD増悪発生だけでなく主観的および客観的COPDアウトカムについても改善をもたらした。

by otowelt | 2016-12-27 00:11 | 気管支喘息・COPD

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