COPD患者の3分の2が吸入手技不良

e0156318_945442.jpg 65.5%は多いですね。毎日間違った方法で吸入しても、効果は得られません。

Anne C. Melzer, et al.
Patient characteristics associated with poor inhaler technique among a cohort of patients with COPD
Respiratory Medicine DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.rmed.2016.12.011


背景:
 吸入療法はCOPDの薬学的マネジメントに重要である。どのデバイスも最も効果を高めるには独特の手順を踏まねばならず、適切な吸入指導はCOPDマネジメントに欠かせない。

目的:
 COPD患者における吸入手技不良に関連した、患者特性とデバイス特性を調べること。

方法:
 少なくとも1つの吸入薬(pMDI、アドエアディスカス、スピリーバハンディヘラー)を使用しているCOPD患者における横断研究である。ロジスティック回帰モデルを用いて吸入手技不良と関連する因子を同定した。吸入手技不良は、手順における20%以上の誤操作と定義した。

結果:
 688人が適格基準を満たし、全体の65.5%が少なくとも1つのデバイスで吸入手技不良をきたしていた。補正解析において、黒人は吸入手技不良のリスクであった(オッズ比3.25, 95%信頼区間1.86–5.67)。 また、高い教育水準にある患者は吸入手技不良のリスクを減少させた(オッズ比0.35, 95%信頼区間0.17–0.70[商業校/大学中退], オッズ比0.25, 95%信頼区間0.11–0.61[大学卒業以上], p ≤ 0.001 for test of linear trend)。デバイスごとに誤操作の頻度にはばらつきがあったが、pMDIでは頻度が高かった。

結論:
 COPD患者における吸入手技不良はよくみられ、デバイスごとにその頻度が異なっていたものの、人種や教育水準がリスクであった。



▼楽天

by otowelt | 2017-01-16 00:20 | 気管支喘息・COPD

<< 重症喘息に対するヌーカラ®とゾ... 強皮症関連間質性肺疾患における... >>