COPD患者に対する気管支鏡の安全性

e0156318_9511053.jpg 特に変わった結果はなさそうです。

Peter Grendelmeier, et al.
Flexible bronchoscopy with moderate sedation in COPD: a case–control study
International Journal of COPD 2017:12 177–187


背景:
 軟性気管支鏡は診断および治療目的での使用が増えている。われわれは、COPD患者において中等度の鎮静を併用した軟性気管支鏡の安全性を調べた。

方法:
 この研究は前向き縦断的症例対照単施設研究であり、1400人の連続患者を登録した。臨床的アセスメントおよび肺機能アセスメントののち、患者はCOPDあるいは非COPDに分類された。プライマリエンドポイントは合併症発生の複合アウトカムとした。

結果:
 合併症の頻度は両群同等であった。COPD患者は鼻あるいは経口エアウェイ挿入の頻度が高かったが、年齢、性別、手技時間で補正すると有意差は消失した。低血圧がもっともよくみられたCOPD患者の合併症だった。Sp2 90%以下の低酸素血症の発生も両群同等であった。しかしながら、COPD患者は平均および最低Sp2が非COPD群よりも低かった。PtcCO2の変化は両群ともに同等であったが、ピークPtcCO2とPtcCO2>45mmHgの時間はCOPD群の方が高かった。患者報告アウトカムは両群同等だった。
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(文献より引用)

結論:
 COPDの有無を問わず、軟性気管支鏡は同等の安全性を有する。



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by otowelt | 2017-01-18 00:35 | 気管支喘息・COPD

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