HIV合併COPDに対するロスバスタチンの有効性

e0156318_945442.jpg ロスバスタチンについてSNSで話題になっていたので読んだ論文。
 うーん。

Morris A, et al.
Use of rosuvastatin in HIV-associated chronic obstructive pulmonary disease.
AIDS. 2017 Feb 20;31(4):539-544.


目的:
 COPDはHIV感染者においても多い基礎疾患であり、慢性的な炎症をもたらす。われわれは、ロスバスタチンが肺機能に与える影響を調べた。

方法:
 ランダム化プラセボ対照三重盲検試験である。
 肺機能に異常がみられたHIV感染者を、登録した。患者は、プラセボ群11人あるいはロスバスタチン群11人にランダムに比較された。1秒量およびDLCOが比較された。

結果:
 24週時点で、プラセボ群は有意な%1秒量の減少がみられた(P = 0.027)が、%DLCOには差がみられなかった。一方、ロスバスタチン群においては、%1秒量に変化はなかったが、%DLCOに改善がみられた(P = 0.027)。

結論:
 24週のロスバスタチンは気流閉塞を軽減しDLCOを改善する可能性が示唆されたが、統計学的有意差は観察されなかった。ロスバスタチンはHIV感染COPD患者に対する治療として有望かもしれない。



▼楽天

by otowelt | 2017-02-14 00:50 | 気管支喘息・COPD

<< 小児期に肺機能が低いとACOS... 書籍紹介:かぜ診療マニュアル 第2版 >>