塩漬け肉摂取は喘息症状の悪化と関連

e0156318_8442198.jpg いわゆるパンチェッタのことです、と書いても料理が不得手な私にはハムとの違いすら分からないわけですが・・・。

Li Z, et al.
Cured meat intake is associated with worsening asthma symptoms.
Thorax. 2017 Mar;72(3):206-212.


背景:
 近年の発癌性物質として指摘されている塩漬け肉(cured meat)の摂取はCOPDのリスクになるかもしれないが、喘息との関連性は不明である。BMIは喘息のリスク因子の可能性が高いが、介在因子として食事-喘息の関連に果たす役割は調べられていない。われわれは、成人において塩漬け肉の摂取と喘息症状の悪化の関連について調べ、潜在的介在因子であるBMIの役割を評価した。

方法:
 フランスの前向きEGEA研究(ベースライン:2003~2007年、追跡:2011~2013年)からデータを抽出し、ベースラインの塩漬け肉摂取(1serving/週 未満、1~3.9servings/週、4servings/週 以上)が喘息症状スコアに与える影響を調べた。またBMIの間接的な影響も調べた。

結果:
 971人の喘息患者(平均年齢43歳、男性42%)のうち、追跡期間の7年間に20%が喘息症状の悪化を訴えた。周辺構造モデルを用いると、塩漬け肉摂取と喘息症状の悪化には正の直接的影響がみられた(多変量調整オッズ比1.76、95%信頼区間1.01-3.06[4servings以上/週 vs 1serving/週 未満])。われわれは、BMIによる間接的な影響も同定した(オッズ比1.07、95%信頼区間1.01-1.14、全体の影響の14%を計上)。
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(文献より引用:Figure 3)

結論:
 頻繁に塩漬け肉を摂取することは喘息症状の悪化と関連しているが、BMIを介在した間接的影響はわずか14%であるため、塩漬け肉がBMIと独立して喘息症状の悪化に寄与している可能性がある。


by otowelt | 2017-03-06 00:23 | 気管支喘息・COPD

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